「パソコンを買ったはいいけど、他に何が必要なの?」
パソコン初心者の方はそう思われるかもしれません。パソコン本体だけではできることが限られてしまいます(そもそもデスクトップパソコンを買った人はそれだけではもはやPCを使うことすらできないです)。しかし、適切な周辺機器を選ぶことで、パソコン中級者並みに環境が整った、より快適なパソコンライフを送ることができます。
この記事では、パソコン初心者の方に向けて、必要な周辺機器とその選び方を分かりやすく解説します。
なぜ周辺機器が必要なの?
パソコンの周辺機器とは、パソコン本体に接続して機能を追加したり、使いやすくしたりするための機器のことです。周辺機器を使うことで以下のようなことができます。
- 作業効率の向上: マウスやキーボードで作業効率がアップします。デスクトップなら必需品ですね。
- 機能の拡張: モニターやスピーカーを接続することで、より快適なパソコン環境になります。これもデスクトップなら必須です。
- 快適性の向上: 外付けストレージを接続することで、データがたくさん入るのでパソコンでできることも増えます。
必要な周辺機器と選び方
パソコン初心者の方に必須、おすすめの周辺機器とその選び方を紹介します。
マウス

マウスは、画面上のカーソルを操作するための機器です。ノートPCには標準でマウスと同じ機能を持ったトラックパッドが搭載されています。マウスには、大きく分けて以下の2種類があります。
- 有線マウス: ケーブルでパソコン本体と接続するマウスです。安定した動作が特徴で、価格も比較的安価です。
- 無線マウス: 無線でパソコン本体と接続するマウスです。ケーブルがないため、デスク周りをすっきりとさせることができます。
選び方のポイント
- 握りやすさ: 基本的にどのマウスを選んだところで大きく変わりはありませんが、人間工学に基づいて~という謳い文句で売りにしているマウスもあります。
- ボタンの数: 通常のクリック、右クリック、ホイールは基本どのマウスにも搭載されています。サイドボタンなどがあると、より便利に使えます。
- センサー: 光学式とレーザー式がありますが、一般的な用途であれば、どちらを選んでも問題ありません。
筆者は無線を使っています。ケーブルがなくすっきりしていますし、無線でも2.4GHzを使用した接続方式でしたら遅延はほぼありません。Bluetoothは遅延が少し出てきます。
キーボード

キーボードは、文字や数字を入力するための機器です。これもノートPCには標準で搭載されていますね。キーボードには、大きく分けて以下の2種類があります。
- 有線キーボード: ケーブルでパソコン本体と接続するキーボードです。安定した動作が特徴で価格も比較的安価です。
- 無線キーボード: 無線でパソコン本体と接続するキーボードです。ケーブルがないため、デスク周りをすっきりとさせることができます。
選び方のポイント
- キーの配置: キーの配置は、JIS配列とUS配列があります。日本語入力が多い場合は、JIS配列がおすすめです。
- キーの押し心地: キーの押し心地は、好みによって異なります。キーキャップの中にある軸の種類で押し心地が変わるのですが、基本気にすることはないでしょう。
- テンキー: 数字入力が多い場合は、テンキー付きのキーボードが便利です。
これも筆者は無線を使っています。2.4GHzを使用した接続方式であれば遅延は感じられません。Bluetooth方式であれば遅延は懸念しておいたほうがいいでしょう。
外付けストレージ

外付けストレージは、パソコン本体のストレージ容量を拡張するための機器です。外付けストレージには、大きく分けて以下の2種類があります。
- HDD: 大容量のデータを保存するのに適しています。比較的安価ですが、SSDと比べて低速で衝撃耐性も弱いです。
- SSD: 高速なデータ転送が可能です。衝撃にも強く、持ち運びにも適しています。HDDに比べて高価です。
選び方のポイント
- 容量: 色々なアプリをインストールしたり、写真を保管したいという人は大容量のものを選ぶといいでしょう。
- 転送速度: 大容量のデータを頻繁にやり取りする場合は、転送速度の速いSSDがおすすめです。
- 携帯性: 持ち運びが多い場合は、コンパクトで軽量なものを選びましょう。
写真を保管する目的で使う人はHDDでも十分です。いずれ動画編集などをしたい人は大きいデータを頻繁に転送するでしょうから容量が大きいSSDを推奨します。
モニター(デスクトップパソコンの場合)

モニターは、パソコンの画面を表示するための機器です。モニターを選ぶ際には、以下のポイントに注意しましょう。
選び方のポイント
- 画面サイズ: 自分の作業スペースに合わせて、適切な画面サイズを選びましょう。
- 解像度: 解像度が高いほど、より高精細な映像を表示できます。
- パネルの種類: IPSパネルは、視野角が広く、色再現性が高いのが特徴です。
- 端子: HDMI端子やDisplayPort端子など、パソコン本体と接続できる端子があるか確認しましょう。
ゲームをしたい人であれば、フレームレートも選ぶ際のポイントとして考慮すべき材料にしたほうがいいでしょう。
プリンター

プリンターは、パソコンで作成した書類や写真を印刷するための機器です。プリンターには、大きく分けて以下の2種類があります。
- インクジェットプリンター: 写真印刷に適しています。
- レーザープリンター: 文書印刷に適しています。
選び方のポイント
- 印刷頻度: 印刷頻度に合わせて、インク代やトナー代などのランニングコストも考慮しましょう。
- 印刷品質: 写真印刷を重視する場合は、高画質のインクジェットプリンターがおすすめです。
- 機能: 両面印刷機能や無線LAN機能など、必要な機能があるか確認しましょう。
主に事務用途で使っているパソコンがある人は各々揃えるといいでしょう。
マイク

マイクは、音声を入力するための機器です。マイクには、大きく分けて以下の2種類があります。
- コンデンサーマイク: 高音質で録音できます。
- ダイナミックマイク: 比較的安価で、耐久性に優れています。
選び方のポイント
- 使用目的: オンライン会議やゲーム実況など、使用目的に合わせて選びましょう。
- 指向性: 単一指向性のマイクは、特定の方向からの音を拾いやすく、周囲の雑音を軽減できます。
自分の歌を録音したい!などのいずれミュージッククリエイターになりたいと考えている人は高性能なマイクを選んでみてはどうでしょうか。
Webカメラ

Webカメラは、映像を入力するための機器です。Webカメラを選ぶ際には、以下のポイントに注意しましょう。
選び方のポイント
- 画質: 画質が高いほど、より高精細な映像を映し出すことができます。
- 解像度: フルHD(1920×1080)以上の解像度があれば、オンライン会議などでも十分な画質です。
- フレームレート: フレームレートが高いほど、より滑らかな映像を映し出すことができます。
Web会議などで使用するのであれば特に高いスペックのWebカメラは必要ないでしょう。
周辺機器を選ぶ際の注意点
周辺機器を選ぶ際には、以下の点に注意しましょう。
- パソコン本体との互換性: 周辺機器がパソコン本体に対応しているか確認しましょう。
- 使用目的: 自分の使用目的に合った周辺機器を選びましょう。
- 予算: 予算に合わせて、必要な機能と価格のバランスを考えましょう。
まとめ
この記事では、パソコン初心者の方に向けて、必要な周辺機器とその選び方を解説しました。ぜひこの記事を参考にして、自分にピッタリの周辺機器を見つけてください!